場所選び

安全確保が大前提

女子がひとりで車中泊をするとなると、まずは安全確保が大事です。

私の知人は初めての車中泊で、ダムの展望駐車場をチョイス。だーれもいない真夜中のダムです。ダムだから当然山奥で、道中だって真っ暗闇です。

「そ、そんなところで怖くない?」「いや、道の駅とかだと他の人がいて嫌だから、ひとりっきりになれる場所を探したの。ダムの駐車場は誰もいないから安全だと思った」とのこと。で、結果、彼女は夜中にパトロールに来た警察官に職務質問を受け、「こんなところに一人でいたら危険」と里にかえされたそうです。

そーだよねー、危ないって、そんなところに一人で寝てたら。たまたま誰かに会ったら、犯す予定のない犯罪が起きるかもしれないよね。本人としては、いろんな人がいるところの方が怖いし、そこに一人でいることが恥ずかしく、居心地が悪く感じたらしいけど、これは本当に危険です。車中泊の場所は、とにかくなるべく多くの人がいるところを選びましょう。たくさん人がいれば、意地悪な人や変な人もいるかもしれないけど、助けてくれる人も必ずいます。

やっぱり道の駅が基本

私の場合は基本、道の駅か高速道路上のパーキングエリアが車中泊会場です。

さらに、それなりに人がいて、キャンピングカーが複数台いるような、賑わいがあって、なるべく新しい道の駅を選びます。新しい道の駅の方がトイレもきれいなので、ソロの女性にはおすすめです。

明るくて人通りがあるところを選ぼう

駐車場所は、奥まったところではなく、なるべく明るくて(どっちみちウィンドウシェードで窓はふさぐので、明るくても大丈夫)人通りのある建物近くの場所を選びます。そして、できれば夫婦や子連れ、犬連れ(意外に多い)のキャンピングカーの1台分開けて隣の駐車スペースを確保します。キャンピングカーの真横はどうしてもスペースが狭くなるので嫌がる人が多く、結果、隣が空きスペースになる可能性が高いのと、何かあったときにキャンピングカーの人は頼りになる、と勝手に頼っています。

キャンピングカーを味方につける

キャンピングカーで来ている人は、純粋に動くお家で楽しみたい人です。決して安くはないキャンピングカーを買ってまで来ているのです。そしてそんな大物買うくらいだから、場に慣れています。よってマナーもいい(ことが多い)。何かトラブルが起きたときに助けてくれる可能性は、一般車よりも高いはずです。助けてくれなかったとしても、異変があれば気づいてくれて、こっそり通報くらいはしてくれるかもしれません。そんな期待を込めて、私はキャンピングカーの側に場所取りしています。

高速SA・PAも安全

道の駅がうまく見つからなかった時には、さっさと高速に入り、高速道路上のサービスエリア・パーキングエリアを利用します。これもなるべく大きくて明るい、24時間営業の飲食店や給油所が入っているところが、深夜も仕事してる従業員がいて安心です。高速の場合は、そもそも有料なので、用事があってそこにいる車ばかりなので、大丈夫。トラック野郎になった気分で車中泊しています。

トイレについて

すごいど田舎に行っても、道の駅や高速SA・PAだけは新しかったりして、そんな場合はトイレは大変快適です。暖房便座やウォッシュレットは常識だし、フィッテングルームや授乳室があることも多いのです。深夜でも道の駅などのトイレは明かりがつき、利用可能です。とはいえ、密室になるから、深夜に一人でトイレに行くのはなるべくやめといた方がいいかな、と思います。そして可能なら、誰か女性が利用するときに合わせて、勝手に連れションで行きましょう。

MYトイレの活用

私はトイレがとても近くて、夜中に何度も行ってしまう人なので、人通りが減ったら(道の駅の従業員がいなくなる頃が目安)トイレには行かず、車の中で用を足しています。山中でもよくそうしていたので、私的には違和感なし。やり方は簡単。ジップロック大を2枚重ねにして、そこにするだけ。使用済みのペーパは、別のジップロック小に納めます。初めてした時は出なくてね、おしっこが。やっぱりそんなところでしたことがないから、最初は出ないものね。でね、自分で「シー、シー」って子供の頃、母が言ってくれたように言ってみたら、出た。あとは慣れの問題。慣れれば簡単快適不安なし。おすすめです。

朝になったら、用を足したジップロックを洗顔タオルと一緒にエコバックかなんかに入れて、トイレへ。お小水を便器にザーッと流します。使用済みのジップロックは洗えるタイミングがあれば、洗って再利用するけど、洗える感じじゃなければ他のゴミと一緒に持ち帰ります。二重にした外側のジップロックは次の内側ジップロックとして活用します。いずれにせよね、お小水ってとってもきれいなのです。水で3倍に薄めれば、液肥として植木にかけたり利用できるし、健康のために毎朝飲む人もいるくらいです。汚いものではありません。安心して車の中でしてみてね。

あ、大きい方はしません。臭いが車中に充満するから無理。大きい方は行きたくなったら、深夜でもトレイへGOです。そんな時は必ず携帯電話を持参してね。

ゴミについて

最近の道の駅は、ゴミ箱がないところが増えています。逆に高速はゴミ箱充実です。私はゴミは基本的に持ち帰りますが、高速は支払う通行料にゴミの処分費用も含まれるので、お弁当の容器や空き缶などは捨てることもあります。狭い車内では臭いが一番不快なので、ゴミはなるべく小さくしてジップロックにピシッと収めます。車内でゴミをいかにコンパクトにまとめるか工夫するのも面白いですよ。

お風呂

日帰り温泉がある道の駅もありますが、そういうところは人気過ぎて土日祝は激混みのこともあります。日本は温泉天国。どこでも必ず日帰り温泉があるので、なるべく泉質のいい温泉の近くにある道の駅に車中泊することが私は多いです。

以上、私が車中泊会場を選ぶ際のポイントでした。

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Posted by Norma