車中泊グッズ

車中泊に必要なグッズ

車中泊に何を持って行けばいいの?

あれこれ持っていきたくなるのが、女子心ではありますが、車中泊を快適にするコツは、持ち物を最低限にして「身軽にでかけること」じゃないかと思います。

とはいえ、最低限必要なものはありますので、女子が一人で車中泊するために必須な道具をご紹介します。

どれも私が実際に車中泊で利用しているものです。

絶対必須 マストアイテム

ウィンドウシェード

まず、何はなくとも窓の目隠しですね。女子の一人車中泊ではこれが絶対必須のアイテム。私は納車前にまずウィンドウシェードを購入したくらいです。

覗くつもりはなくても、止まっている車の車内の様子は一瞬で視界に入ります。とりあえず居るんだか居ないんだか、周囲にわからないうちに、窓をふさぎましょう。私はいつも暗くなってから車中泊会場入りし、駐車するなりバババーっと前窓からふさいじゃいます。

ウィンドウシェードは、純正品を買う必要はないけど、車種に合わせた専用品を購入することを強くお勧めします。私は最初、自作も考えましたが、いや、やめといて正解。サイズはぴったり合ってた方が、隙間から覗かれるのを心配しなくていいし、結露でビチャビチャになるので防水性が必要だし、取り付け取り外しも簡単にできる方がいいので、買った方がいいです、絶対に。そして買う時に色は黒がおすすめです。シルバー色のサンシェードもよく見かけるけど、なんか駐車場で変に目立つのです。だから、目立たずにガラスと同化して、人がいるんだかいないんだかわからない「黒」がおすすめです。

私が実際に使っているのは、趣味職人の「プライバシーサンシェード

旧型ハスラー MR31S系 MR41S系 リアとフロントのセット

新型ハスラー MR52S系 MR92S系 リアとフロントのセット

車種に合わせてぴったりサイズを選ぶことができます。クッション性があってしっかりしていて、遮光性もあり、装着も楽ラク。防水仕様なので結露でビチャビチャになっても大丈夫。見た目もスッキリして、いい感じなのです。貧乏くさくない感じです(趣味職人の回し者ではありません)。使用歴5年超ですが、へたることもなく今も活躍しています。購入時は2万はちょっと高いかな、と迷ったけど、これは本当に買ってよかったです。

唯一、残念なところは、リアウィンドウの熱線が貼られている位置の吸盤が外れてしまうのです。

外れやすい部分に貼る用のテープが付属していますが、テープをウィンドウにずっと貼りっぱなしは嫌ですよね。この対応策として、以前は養生テープでシェードの上部2カ所をボディ内側に貼って留めていました。もっと貧乏くさいのですが、まあ、養生テープなら剥がしてもノリが残らないのでどこに貼っても大丈夫。現在は、ラゲッジテーブルの上に物を置くことで、シェードが外れるのを防いでいます。

マット

私は登る女なので、車中泊の道具は基本山道具の流用です。マットは、世界の登山者が愛用するサーマレストのZライトソル。蛇腹状になった折り畳み式のマットです。

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マットはいろいろ買いましたが、小さくなるエアコンプレッションタイプは私の場合ダメ。なぜかというと、山上では脳に酸素が足りなくなるせいか、畳む根性がゼロになるのです。まして空気を入れたりなんか地上でもやりたくないから、パタパタと広げるだけ、折り畳むだけのサーマレストの蛇腹マットが山中でも車中でも一択です。

さらに、出かけた先でヨガマット瞑想マットとして使ったりもしています。

山では130cmを使っていますが、車中泊では180cmを使用しています。本当によくできています。さすが世界の登山家が愛用するマット、滅多に見ない made in USA です。廉価版のZライト(コヨーテ/グレー)ではなく、Zライトソル(レモン/ブルー)の方をお買いくださいね。数100円の差で、プロとアマのスペック差です。

寝心地は私的にはとても快適。エアタイプのマットは接している面に熱がこもる感じと、なんか浮き上がる抵抗感があるのだけれど、これはそれがなく、点で支えている感じで自然なのです。地面に直接敷いた時と比べると、車中泊では下が硬い人工物なので、腰が痛くなる日もあります。その場合は、腰部分にだけミニサイズのzシートソルを重ねて使用しています。

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LEDランプ・ヘッドライト

ウィンドウシェードで窓をふさぐと、本当に真っ暗闇です。ずっと車内ランプをつけているわけにもいかないのでなんらか灯りは必要です。私は、LEDランタンを2つ使ってます。白熱灯色の「ジェントス LEDランタン エクスプローラー」。明るさが2段階に調節できて、白熱灯色で雰囲気がいいのです。1つに単4電池4本必要ですが、電池はエネループを使っているので、毎回、充電して使ってます。

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ナチュラムから直接購入だと送料550円

LEDランタンは、以前パナソニックのものも使用していましたが、いつのまにか電池取り換えてもつかなくなりましたが、こちらのジェントスは5年以上経っていますが、2つとも問題なく使えています。

他に登山用のヘッドライトも常備してます。これは寝ている間も首にぶら下げて、いつでもすぐ使えるようにしています。ヘッドランプのお気に入りは、モンベルの「コンパクトヘッドランプ」。ハイパワーじゃないけど、煌々と照らす必要もないので、安いし軽いし、白熱灯色のあるこれがお気に入りです。電池も汎用性の高い単3を1本サクッと入れるだけです。寝るときに枕元に置いて眠ります。

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楽天は、なんであんなに高く販売しているのか、意味不明です。

モンベルから直接購入はこちら 会員になると全品送料無料です。カラーもいろいろ選べます。

あと、電池不要のソーラータイプがよければ、MPOWERD LUX エムパワード ラックス 暖色インフレータブルLEDソーラーランタンもおすすめです。友達が使っていて雰囲気が良く、とっても素敵。

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楽天は高いのでおすすめできません。

電源

スマホの充電には、シガーソケットから電源を取るUSBアダプターを使ってます。

私にとっては、なかったら死ぬ必須アイテム第1位ですが、電子機器を利用しない方には無用です。私が使っているのは、もう古過ぎて紹介できませんが、ビックカメラで千円くらいで買ったもの。USB-A2口で、iPadとiPhoneを充電するには問題なしで、困ったことはありません。

いま新たに買うなら欲しいのはこちら。← と1年前に書きましたが、iPhoneを新しくしたので、USB-C 対応のものを新たに検討した結果、2021年10月現在、やっぱりこれが一番!

Anker PowerDrive Speed+ 2-1 PD & 1 PowerIQ 2.0(Power Delivery&PowerIQ 2.0対応 2ポートカーチャージャー 48W)

48w出力なので、充電が速い! そしてUSB-AとUSB-C、どちらも同時に充電できるので、これ1台で、パソコンも新旧 iPhoneもポータブル電源も、全部いけちゃいます。

本格的に車中泊でワーケーション(ワーキング+バケーションってやつ)を考えているなら、パソコン用の電源確保はもちろんですが、走行時以外の電源としてポータブル電源を導入したいですよね? そんな時にも、シガーソケットからUSB-Cで充電できる、このチャージャーのパワーがおすすめなのです。災害時の通信機器の電源確保にも、急速充電できるので安心ですよ。

ちょっと高いと思う方、PCの充電やポータブル電源は必要ない、という方ならこちらで十分です。

Anker PowerDrive PD 2(30W 2ポート カーチャージャー)

出力が30wなので、パソコンの充電には物足りないけど、スマホだけなら全然オッケー。

Apple純正の電源アダプターが、USB-Aの旧タイプ5w、USB-Cの新タイプ20w なので、こちらの商品は最大出力 18w だからほぼ同等感覚で使えるはずです。

寝具:寝袋(シュラフ)

これはそれぞれの持っているものでいいと思います。厳冬期は寝袋の方が寒さに震えることなく安心ですが、夏はタオルケット、春秋は毛布でいいと思います。家で使っている布団を持ち込んでいる人もいますが、所帯じみた感じになって旅感が薄れるので、私はNGです。私の場合は、活用しきれていない登山用シュラフがあるのでそれを使用しています。

夏=ISUKAウルトラライト 夏場はタオルケットで十分なのですが、寝姿を見られないために使用しています。持ってるから使っているけど、本当はなくてもいいかな。定番デザインでいい感じのグリーンなので、可愛い。

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春秋=モンベルダウンハガー800 #3(マイナス1℃対応。私の体感では5℃以下になると寒い!) これは山でも車中泊でもオールマイティーに愛用。でも、なくても毛布1枚で大丈夫。

冬=ISUKAエア850(冬山用マイナス25℃対応) 晩秋から冬の車中泊はマジ寒いです。冷えは女子には大敵! この時期だけはすっぽり包んでくれるシュラフがおすすめ。私は持っていたので厳冬期登山用シュラフですが、春秋用のシュラフ+毛布でOKです。あるいはダウンの掛け布団を持ち込むでもいいと思います。

そんなわけで、私は活用しきれていない山用シュラフを車中泊で使っていますが、シュラフの利点は、収納がコンパクトになることと、ウィンドウシェードが外れちゃっても、寝袋だと女子の寝姿感がなくて、男らしい寝姿が演出できます。もし欲しいならシュラフは1つ買ってもいいかもです。非常時にも使えます。その場合は安物を買わずに山用のちゃんとした物を買っておくと間違いがありません。

私のおすすめはモンベルの#3シリーズ

品質が素晴らしく、高いけど安い。私はコンパクトで軽いダウンハガー800#3(旧モデル)を使っていますが、車中泊用であればダウンハガー650#3、またはダウンではないけど廉価な化繊綿のバロウバッグ#3もおすすめです。コンパクトさには欠けますが、フカフカ感が増すので、違った良さがあります。バロウバッグには、千円ほど安いアルパインバロウバッグもありますが、こちらはジッパーの長さが150cmなので、ジッパーが190cmでフルオープンできて、左右ジッパーが選べるバロウバッグの方が汎用性があり、車中泊にはおすすめです。

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楽天は高いのでおすすめなし

ちなみにダウンでも化繊でも#5は薄すぎるから買ってはいけません。全シリーズを揃えたいから、#3も買って#5も買うって言うならいいけど、まず最初に買うべきは#3よ、#3

 

以上、女子の車中泊「マストアイテム」でした。

続いて、私が使っている「あると便利なアイテム」です。

ある便利なアイテム

レジャーシート

私は後部席の足元に敷いています。やっぱり車中泊はお泊まりだから、寛ぎたいじゃないですか。なので靴は脱いで運転席の足元に置き、車中泊中は車内土禁状態にしています。ただし、靴下を履いてるとレジャーマットはとっても滑りやすいので、気をつけてね。

スタッフバック

「スタッフサック」とも呼ぶ登山用品で、筒状の収納袋のこと。なくてもいいけど、あると便利。私はこれを衣類用と食事用とお風呂用の3つ使用。衣類用は18リットルサイズで、車中泊中の衣類をこれ1つに全部詰め込みます。そして寝るときには、これをタオルで包んで枕にします。食事用は7Lサイズで、湯沸かしセット、ハサミやナイフ、箸やスプーン、塩や味噌など後述するお食事関連グッズをすべてこれに入れています。お風呂用は10Lで、タオル、着替え、石鹸などを入れ、お風呂セットにして持ち歩きます。

狭い車中では、荷物を探すのに意外に手間取ったり、荷物整理に無駄に時間を使ってしまうので、スタッフバックにまとめることでとっても楽になります。車中泊では、防水密閉仕様のロールタイプよりも、安価で開口部が巾着袋のように紐で絞るタイプが使いやすくておすすめです。

タオル数枚

夏も冬も車中泊をした翌朝はたっぷり結露します。自分から発する水気ですね。こんなに潤っているのか、と実感できます。その結露を拭くためのタオルが1枚。そして温泉用のタオルが2枚(髪用と体用)。そしておしぼり用のミニタオル1枚。これが便利。ウェットティッシュでもいいけれど、濡らしたおしぼりを1枚ジップロックに入れておくと、いろいろな場面で活躍します。

意外に忘れがち、1本車中に置き傘しましょう。

湯たんぽ

寒い季節には、湯たんぽがおすすめです。春や秋、田舎では夜中の12時を回ると、ガクンと冷え込んだりします。そんなときに、湯たんぽがあるとポカポカ暖かく眠れます。

私は山用の水筒ナルゲンボトルに沸かしたお湯を入れ、無印良品の湯たんぽケース(小)に入れて使っています。ナルゲンボトルは100℃の熱湯を入れられるのと、キャップがパッキンなしなのに気密性が高く、気圧が変化しても漏れたりしない設計なので、湯たんぽとしても安心して使えます。

もちろん水筒としても使えるし、お菓子が湿気ないように入れるのもおすすめです。山女子はこのボトルの500mlタイプに、柿の種や飴ちゃん、チョコなど色々ミックスして行動食にしたりします。

Amazonが圧倒的に安いので一択!

こちらの製品もmade in USAです。Amazonは、USA製品に強いのかしら? 安過ぎ!

耳栓

道の駅では、夜中にトイレに行く人や、早朝出発する人のドアの開閉音が意外に大きく響く。びっくりして起きちゃうことも多いので、音に敏感な人(私)はあった方がいい。高速のSA・PAではエンジンかけっぱなしの大型トラックがはっきり言って「うるさーい」ので、やっぱり耳栓はあった方がいいです。私はモルデックスの耳栓が超お気に入りで、家でも毎晩使っております。

こちらは楽天がおすすめ

お食事用グッズ

湯沸かしセット

なくてもいいけど、やっぱり朝の車中ぬくぬくタイムに、コーヒーをいれて飲みたいのです、私は。なので、登山用バーナー、ガス缶、アルミ製の鍋(コッヘル。アルミは軽くて熱伝導がいいので早くお湯が沸く)、カップを持っていきます。ただし、夏場はガス缶を車内に置いたままにするのは大変危険なので気をつけましょう。

箸とスプーン

コンビニで買えるので必須ではないけど、割り箸とスプーンは車に常備しています。フォークは箸で代用できるので、要りません。

ミニハサミと果物ナイフ

行く先々で買った果物をむいたり、真空パックを開封したり、ハサミやナイフは予想外に必要になります。ハサミは小さなケース付きのもの、ナイフは折りたたみかサヤがあるものにすると、バックを突き破る心配もなく安全です。

クーラーボックスと保冷剤

夏場は冷たいものが飲みたかったり、腐っては困るもの、冷やして食べたいお菓子や果物があったりするので、夏は発砲スチロールでできたクーラーBOXに保冷材を入れて使っています。軽くて持ち運びできるので、車内での取り回しも楽(これ、結構重要)。2日目以降は、コンビニで氷を買って保冷剤の代わりにします。冬は保冷剤はなしでBOXだけ、食料庫として利用します。上に物も載せられるので、あった方が車中を有効利用できます。

調味料

私は道の駅で買ったものを食べるのを楽しみにしているので、そのための調味料を持参します。塩と味噌、マヨネーズ、ソース、醤油をもっていくことが多いかな。必要になったらコンビニで調達できるのものなので、こだわりがなければ現地調達でOK。

まとめ

いかがでしたか?
女子は荷物が多くなりがち。でも荷物はなるべく必要最低限にして、車中を少しでも広く使えるようにするのがコツです。まずは最低限の荷物から始めてみてくださいね。

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Posted by Norma