年末も押し迫ったところで、突然ですが膀胱炎になりました。
残尿感があって、何度もトイレに行きたくなる。それなのに大して出ない。その頻度がどんどん狭まり、15分に1回行きたくなり、10ccも出ないのに「出したい」感がいっぱいに。しかも痛い、信じたくないけど、間違いなく痛い…。
まさに膀胱炎。これは膀胱炎に違いないけど、西洋医学による病院には行きたくないのです。
西洋医学での治療法
ネットで調べると、膀胱炎は尿道から細菌が膀胱へ侵入することによって起こるそうです。心当たりは無きにしもあらず。しかし無菌性の膀胱炎もあるそうです。
病院での治療法は、尿検査で炎症細胞(白血球)や細菌が見つかれば、抗生剤治療で数日以内に完治することがほとんど。放っておくと悪化して腎盂腎炎を発症する可能性もあり、重症化するリスクもあるので注意が必要。
この見極めは、発熱のようです。膀胱炎では発熱しないのが特徴の1つ。発熱があり、背痛も出てきた場合は腎盂腎炎の可能性ありです。
東洋医学での治療法
水分をたくさんとる
膀胱内の細菌を流すために、水分をいっぱいとって流すのがいいそうです。トイレに行くのが嫌で逆に水分を控えていました。10ccも溜まってないのに、出したい感いっぱいだったのは、そういうことだったのですね。なるほど納得です。
下腹部を温める
冷えは万病の元ですが、下半身の冷えは菌を繁殖させる原因だそうです。そう、ここ数日は数年来の寒波の影響で毎日とっても寒かったのです。これまた納得。
ツボを押す
息を吐きながら、親指でツボをグーっと真下に向かって押し込む。3秒間キープ。息を吸うタイミングで指の力を緩める。5回行う。
中極
おへそから指4本分下で、膀胱の最上部に一致する位置。残尿感が和らぐ。強めに押す。
水道
中極から左右両側に指2本分外側で、腎臓から膀胱までの尿道の部分。水の通りを良くする。排尿困難に。
水分
おへそから指1本分上。体の水分をコントロール。むくみもとれる。
天枢(てんすう)
おへそから左右両側に指2本分外側。左右同時に、人差し指・中指・薬指を揃えて、お腹が軽くへこむ程度にやさしく押す。
膀胱兪
膀胱兪をグリグリ押す。膀胱の働きをよくして冷えを解消する。
中髎(ちゅうりょう)
おしりの骨(仙骨)の上から3つ目の穴。膀胱容量を増加させて排尿回数を減らす。
腎兪
おへその高さで腰に手を当てた時の親指の位置。
実際に試した対処法
①白湯を飲む
②下腹部にある中極と水分、水道のツボを押した後、下腹部に寝巻きの上からホッカイロを貼る。
③うつ伏せに寝て、お尻の仙骨の辺りを骨に沿って、たぶん膀胱愈だなと思う辺りを、ゴリゴリマッサージする。
膀胱愈の周りには、関元愈や中髎など、膀胱系に良さそうなツボがいろいろあるので、お尻全体の骨の隙間をマッサージする感じでやってみました。これが止められないくらい心地よかったので、具合が悪かったのだと思います。腰に親指を当てて、残りの4指で背骨に沿って、腎兪から下に向かってグリグリ揉みほぐしていくのも効果的です。
結果
その晩は、トイレに起きることもなく、ぐっすり眠ることができました。朝方、尿意を感じて恐る恐るトイレに行くと、普通にたっぷり排尿。痛みもない!
やった! 一晩にして完治! と思いましたが、その後、何度か排尿するうちに、また少し痛みがぶり返してきましたが、膀胱兪をマッサージすると改善します。このまま冷えと水分摂取に気をつけて、下腹部ホッカイロと仙骨マッサージを続けてみようと思います。
とりあえず、病院には行かなくても良さそうです。