ヴィパッサナー瞑想コースについて

ハスの葉と蕾

ヴィパッサナー瞑想合宿コースって何?

私も初めての時は、とっても不安で、「洗脳されたらどうしよう」とか「変な宗教だったらどうしよう」とか、いろいろ不安で検索しまくりました。

結論から先に言うと、ゴエンカ氏のヴィパッサナー瞑想は危険じゃなかったし、怪しくもなかったので大丈夫。嫌だったら帰れるし、洗脳もされなかったし、お金もとられなかったし、変な宗教でもなかったので、本当に大丈夫でしたよ。

ゴエンカ氏が始めた瞑想センターは世界中に200カ所以上ありますが、宗教施設ではなく、すべて同じシステム、同じコース内容で運営している瞑想専用のセンターです。日本のセンターは京都と千葉にあります。禅寺のようなところではなく、もっと洋風でシンプルです。インドのヨーガアシュラムのような雰囲気で、畳も宗教的な飾りもありません。

瞑想コースは10日間の合宿コースが基本です。初めての人は必ずこれに参加しなくてはなりません。他のコースは選択できません。前日の夕方から滞在し、終了日の翌朝まで滞在しなければならないので、正式には12日間必要です。勤め人にはハードルが高いですよね。私も最初の参加は、会社を辞めたタイミングでした。

2回目以降の参加者は、1日瞑想会3日間コースも選択できます。他に子供コース・青少年コースや、20日間や30日間コース、45日や60日のロングコースもあります。海外のセンターでは、刑務所での更生プログラムエグゼクティブ向けコースもあります。インドの小・中・高および大学では、瞑想をカリキュラムに取り入れるよう政府が指導しているそうです。

センター内は安全だし、無料で滞在可能なので、世界各国のセンターを訪ね歩くバックパッカーもいます。

コースは2カ国語

ヴィパッサナー瞑想のコース進行は、英語と日本語の2ヶ国語で行われます。

世界中のコースが、テープに録音された生前のゴエンカ氏の英語+各国語(57か国語)の訳話を聞きながら進行するシステムです。世界中、どこ国で参加しても、毎回ずっと同じコース進行です。

奇妙に感じるかもしれませんが、これによって、瞑想法の純粋さが保たれているのです。そうでなければ、いろいろな人が良かれと思って、ちょこちょこと変更しているうちに、いつの間にか全く違う瞑想法になっているものですが、ゴエンカ式はそれを考慮して、なに一つ変えないで、古い音源を使い続けています。

コースを進行するメンバー

コースには参加者をお世話にするための奉仕者も参加しますす。生徒は、新しい生徒(はじめての参加者)と古い生徒(2回目以降の参加者)に分類されます。奉仕者は、アシスタント・ティーチャー(AT)2名または1名、コースマネージャー男女1名ずつ、サーバー男女複数名ですが、コースごとに奉仕者を募るので、毎回違う一期一会のメンバーで構成されます。音源は毎回同じですが、メンバーが毎回違うので、同じコースにはならないのです。

AT(エー・ティー)

アシスタント・ティーチャー(AT)と呼ばれる古参の瞑想者(英語ネイティブの夫婦が多い)が前に座り、時間を計ってゴエンカ氏の瞑想指導テープを流して、瞑想をリードしてくれます。

参加者はこのテープの英語とその訳語を聞きながら、自分で実践して答えを見いだすよう導かれます。瞑想に関する質問には、先輩瞑想者としてアドバイスしてくれますが、哲学論争や知的討論のようなものはありません。

ATはあくまでアシスタント指導者であって、偉い先生ではありません。ヴィパッサナー瞑想を長年実践している先輩で、一般の方です。奉仕者として無償でコースに参加しています。リタイアされた方が多いですが、普段はそれぞれ仕事を持って生活している方々です。

外国人も多いので皆さんとっても個性的。オーラがものすごくて微動だにしない人とか、瞑想中にうっかり寝ちゃって壇上から落ちちゃうおじいちゃんとかもいます。本当にいろいろですが、みなさん普通の優しい人です。世界的ベストセラー『サピエンス全史』『ホモ・デウス』の著者である、ユヴァル・ノア・ハラリ氏もATです。

コースマネージャー

コースマネジャーとして男女1人ずつ、基本は英語中級レベル以上の人が奉仕で参加します。
生活上の困ったことなどは、この人とだけは最低限の会話を話してもいいことになっています。彼らも前回初めて参加して今回は2回目の参加者だったりするので、マニュアルに基づいて対応します。

サーバー

コース中の朝と昼、食事を作ってくれる奉仕者です。男性は、日本語が全くできない外国人も多いです。

コース中の料理は、メニューも作り方も決まっているので、マニュアルに従って作ります。食事は菜食料理です。世界各国それぞれの国の特徴を生かした菜食料理が食べられるので、それを目当てに世界中のセンターを回るバックパッカーもいるようです。

コロナ対策で、サーバーが配膳していた時期もありますが、現在はビュッフェ形式に戻っています。食べ放題なのは変わらず、好きなだけ食べることができます。

参加者の傾向

外国人

世界中同じシステムで運営しているので、毎回コース参加者のうち1割は外国人です。

在日外国人もいれば、海外からコース参加のためだけに来る人もいます。日本人も多くの人が海外のコースに参加しています。コロナ禍の現在は、日本在住者のみですが、私がかつて参加した中では、韓国在住のカナダ人が、韓国のコースが満席だったから日本のコースに参加したということもありました。また在日のロシア人や留学生も多く参加していました。

ヨガの人

ヨガの先生が多いです。10日間+前後1日ずつ休みをとるというのは、勤め人にはなかなか難しいこと。時間の都合がつきやすく、瞑想が身近なヨガの先生が多いのは、まあ当たり前ですね。

元バックパッカーって感じの人

普通の日本人とはちょっと違う異国な雰囲気の人が多いです。日焼け具合とか、ポンチョとか日本では見慣れない服を着てたり、なんかグローバルでラフな感じの人々。10日目に聖なる沈黙が解かれるとこの辺の人たちは、流暢な英語でハキハキと外国人相手に談笑しはじめます。
パーマカルチャーを実践している人も多いです。

会社辞めた人

私もこの口でしたが、残りは勤め人または辞めたばかりの人です。
他の参加者と比べて、ちょっと暗くてカタイ感じです。コース開始時には、「だ、大丈夫?」ってくらい険しい顔をしている人が多いけど、終了時には別人のように明るい顔になっていて変化が如実に現れるタイプが多い。また、年末年始とGWのコースは、少し有給をとるだけで参加できるので、会社勤めの人は年2回のこのタイミングに集中します。

参加者に求められるコース中の決まり

1.男女の完全分離

男性と女性は完全に分離されます。敷地内でここから男性、ここから女性と分けられていて、夫婦やカップルで参加しても、コース中は男女が接する機会はありません。友人や家族でも接触できません。

2.外部との接触、音楽・読書・筆記も禁止

コース期間中は、コース敷地内に留まらなければなりません。外部との連絡もコース終了までできません。酒、タバコはもちろん、音楽、読書、筆記、撮影、録音も禁止です。

コース受付時に貴重品と一緒に、携帯・スマホやタブレットなどの電子機器・本・紙・ペン・お守りとかもすべて預けます(もちろん終了時にちゃんと返却されます)。

友人や家族からの緊急時にはセンターが誠実に対応してくれます。

3.9日間、一切しゃべっちゃいけない

コース中の最初の9日間は瞑想に専念するため、他の参加者とのコミュニケーションは一切禁止です。これを「聖なる沈黙( Noble silence)」と呼びます。しゃべってはダメ、アイコンタクトもジェスチャーもダメです。また、同性であっても他人に触れるのもNGです。

ここが怪しげに感じちゃうポイントその1だと思いますが、人と喋ったり、何らかの接触をすると、嫌な思いをしたり、楽しい思いをしたりして、そちらに気をとられて瞑想の妨げになるからです。これを守ることで、集中して自分の内面だけを見つめることができるのです。

ただし、具合が悪いとか、滞在する上で何か困ったことがあった時には、いつでもコースマネージャーに話しかけるのはOKです。また、瞑想中の質問などを、昼の12時または夜の21時に、アシスタント指導者にすることもできます。

10日目には日常生活に戻る準備として、聖なる沈黙は解かれます。瞑想時間以外は喋ってもOKになります。

4.宗教行為の禁止 ヨーガ・運動も中止

コース期間中は、いかなる宗教行為(お経やマントラを唱える、祈りを捧げるなど)も禁止です。コースには宗教宗派を問わず誰でも参加できますが、ムスリム(イスラム教徒)だからといって、いつもの礼拝をすることはコース中は許されません。

また、ジョギングなどの運動もコース中は休憩時間でも禁止です。ヨーガは瞑想と両立できそうに思いますが、コース中はヨーガもNGです。ヨガの呼吸法を休憩中に行うのもダメです。軽いストレッチやウォーキングはOKです。

瞑想コースは3つの段階を実践

第1段階:コース中は戒律・規律を守る

まず、瞑想コースの第1段階では、上記の4つの規律と5つの戒律を守ることを誓願します。

5つの戒律とは、「1.生き物を殺さない」「2.盗みをしない」「3.一切の性行為を行わない」「4.嘘をつかない。刺々しい言葉を使わない。陰口、無駄なおしゃべりをしない」「5.酒・麻薬の類を摂らない」の5つです。
言葉でも行動でも、他の人や生き物を傷つける行為を避ける。他者の安らぎや調和を乱し傷つけたり害したりしてはいけない、ということです。

誓願は、宗教的な誓いのように感じるかもしれませんが、指導者やコース運営者の便宜を図ることが目的ではなく、信仰を表わすものでもありません。自分自身に約束し、瞑想の助けとなる雰囲気を作り出し、修行を始める第一歩なのです。
心の汚濁を生むような言動をとりながら、その汚濁を取り除くことはできないからです。
このような行為をやめることで、心が落ち着き、自己観察を集中して行う準備が整います。 

蚊に刺されても、「パチン」とやってはいけません。ゴッキーが登場しても、ギャーと心の中で叫びつつも冷静に、ゴキブリキャッチャーで捕獲し外で解放します。でも歩いていて、踏みつけてしまう大地の微生物などは、意識的に殺していないのでOKだそうです。

さらに、2回目以降の参加者(古い生徒)は、3つの戒律がプラスされます。
「6.正午以降、食事を摂らない」「7.踊りや歌などの娯楽を避け、装身具などで身を飾らない」「8.ぜいたくな高い寝台で眠らない」の3つです。
初めての参加者(新しい生徒)は夕方果物とミルク入りのお茶を飲むことができますが、古い生徒はミルクなしのお茶か、レモン入りの水しか飲めません。
この3つの戒律には、瞑想を助ける役割があるそうです。

第2段階:集中力を鍛える修行「アーナーパーナ瞑想」の実践

最初の3日と半日は、自然な呼吸を観察する「アーナーパーナ瞑想(集中瞑想)」です。あちこち飛び回って「心ここにあらず」の心を、呼吸に集中する力を鍛えます。

3日と半日、サボらずに真剣に訓練すると、心が落ち着いてきて、なんとか呼吸に集中できるようになります。心が集中できればできるほど、次のヴィパッサナー瞑想が楽になります。

心をしっかり制御できるようになってからでないと、次の段階のヴィパッサナーに進むことができないメソッドもありますが、ゴエンカ式は3日と半日で次の段階に進みます。まあ、ほとんどの人が、なんとか落ち着いてきた感じの頃です。

第3段階:洞察の修行「ヴィパッサナー瞑想」の実践

4日目の午後から、全身の感覚を観察する「ヴィパッサナー瞑想洞察瞑想)」に入ります。
頭のてっぺんから爪先まで順番に、身体の表面の感覚を幅6センチくらいでトレースするように観察していきます。

痛いとか、痒いとか、ムズムズするとか、ジーンとするとか、そこに起きるなんでもないありのままの感覚を観察するだけです。ずっとしつこく続けていると、身体の感覚と意識(心)には関連性があることに、だんだん気づいていきます。
心と体は常に変化をつづけ、それは体の感覚(快・不快・どちらでもない)となって現れます。

心には意識・知覚・感覚・反応の4つのプロセスがあり、外部からの刺激が6つの感覚器官(視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚・心)に接触すると、感覚は、快・不快・どちらでもないと判断し、その積み重ね(過去の経験)による条件反応が、渇望・嫌悪・無関心となります。

その現象を客観的に観察することで、自分自身の心の反応と感覚の関係性を実体験します。

この無意識の心の反応に自分で気づき、心が条件反射で反応しないように止めることで平静な心を育てます。自分自身の内にある真実を見抜く洞察力を築き、心を浄化すること。これがヴィパッサナーです。

最終段階:慈悲の瞑想メッター・バーバナー

最終日には、すべての人や生き物に対する慈悲と慈愛の瞑想「メッター・バーバナー」を行います。コース中に自分の心に生まれた幸福感とか有り難さとか、育んだ純粋さを、自分の身近な人から、すべての人、すべての生き物たちと共有します。
簡単に言うと、コースを終えて「心からありがたい、よかった」と思う気持ちとか、安堵感とか、その前向きな自分の心持ちを全ての生き物に向かって「みんなにも私の今の幸福感を分けてあげるわ!」ってお裾分けする瞑想です。

コースのスケジュール

毎朝4時に起床し21時まで、約10時間瞑想します。

04:00 起床の鐘
       洗顔と身繕い
04:30〜06:30 ホールまたは自室で瞑想
       5:50前後にATがホールに来て、一緒に坐ります。
       6時少し前からチャンティング(詠唱) 
06:30〜08:00 朝食(〜7:15)と休憩
08:00〜09:00 ホールでグループ瞑想(全員必ず参加)
09:00〜11:00 ホールまたは自室で瞑想
11:00〜13:00 昼食(〜11:45)と休憩
       12〜13時は希望者のみATに質問タイム
13:00〜14:30 ホールまたは自室で瞑想
14:30〜15:30 ホールでグループ瞑想(全員必ず参加)
15:30〜17:00 ホールまたは自室で瞑想
17:00〜18:00 お茶と休憩
18:00〜19:00 ホールでグループ瞑想(全員必ず参加)
19:00〜20:15 講話を聞く
20:15〜21:00 瞑想
21:00〜21:30 希望者のみATに質問タイム
21:30 就寝

シャワーや洗濯は、朝4:00〜4:30、朝食時06:30〜08:00、昼食時11:00〜13:00、夕方のお茶17:00〜18:00、就寝前の21:00〜21:30の中から、好きな時間帯にサクッと済ませる感じです。

朝シャンしなければ気が済まない人もいれば、寝る前にサッパリしたい人もいて、意外にうまくバラけるのです。しかも、最初はなんとなく、お互いに小さな主張が合ったりして微妙な緊張感もあるのですが、コースが進むに連れて、それぞれが自然に譲り合うようになっていくのです。

コースの目的

心のトレーニングです。体の健康を保つために運動をするように、ヴィパッサナーは健康的な精神を保つための心の体操です。ヴィパッサナーの目的は、自分の心の癖を変えるということだけです。

瞑想を続けることで、
心地よい感覚(好き!=渇望)・心地の悪い感覚(嫌い!=嫌悪)に心を乱されて、無意識に反応して心につくった縛り目を解き、日常生活でのストレスや緊張をなくしていきます。
そうすると、人生で直面する困難や問題に、冷静でバランスのとれた態度で対処することができるようになるのです。

さらに、無意識の心の最も深いレベルを観察して、そこに根差す自分の苦悩(欲望・嫌悪・無知)を根絶することができます。心の浄化です。
出家者にとっての最終ゴールは、心の完全な浄化「解脱(げだつ)」ですが、それはブッダレベルのお話。
私にとっての目的は、ガチガチの心をやわらかくして、日常生活を穏やかに、ニコニコ過ごせるようにすることです。

10日間コースに参加することで、社会から完全に離れ、周りとコミュニケーションを取らない中で、瞑想に深く集中し継続することが、私のような凡人でもできるようになるのだと思います。他に意識を向けるべきものが極端になくなるので、自分の心に集中できるし、でも同じ空間で一緒に瞑想する人がそばにいることは励みになるし、続けられるエネルギーにもなるようです。同じことを家で一人でやるのは無理だと思います。

参加費は無料

コースの体験、滞在費、食費は全て無料。コース終了者の寄付金と奉仕活動(ボランティア)だけで運営しています。

ヴィパッサナー瞑想コースを行うにあたり、ブッダの教えの純粋性を保つためのゴエンカ氏の強い希望が3つあるそうです。

① コースの教師はいかなる報酬も受け取ってはならない

② 無宗教でなくてはならない。仏教も含め、どんな宗教とも関わりをもってはならない。

③ 完全に無料でなくてはいけない。

世界中のコースは、このゴエンカ氏の希望を尊重して開催されています。

コース終了後に自分ができる範囲で寄付するのですが、それは強制されることではないので、しない人もいます。その寄付金が、次のコースを受ける人の経費になるのです。Pay it Forward ですね。で、金銭を寄付するだけでなく、物や労働力を寄付することもできます。

パンを寄付するパン屋さん、野菜や米を寄付する農家さん。ATやコースマネジャーも、合宿の食事を作る人も全員が無償での奉仕です。施設の建物も、生徒からの寄附金や生徒ローン(生徒が無利子でお金を貸す)を資金に、コースを終了したプロの設計士や大工さんが無償奉仕として建てているのです。

自分を犠牲にせずに、人に奉仕する」ということです。

まさにギフトエコノミー
参加者が食べ物を持ち寄る「ポットラック」、自分の判断で支払額を決める 「ドネーション」、自分が受けた恩恵を見知らぬ誰かに送り広げていく「ペイフォワード」。
これらの全てが集まった感じで、「与えれば与えるほど、与えられる循環」が、ここではごく自然に実践されています。

この組織には、元締めがいない。命令する人がいない。
なので上下関係もないのです。
関わった人が、ただセンターの役に立ちたくて、できることをする
ただそれだけなのです。できそうで、できないことですよね。
この経済システムだけで、世界中200カ所以上のセンターが回っているのだからすごい。
これがゴエンカ氏メソッドのヴィパッサナー瞑想の、一番すごいところかもしれません。
ギブ&テイクという名の奪い合いの世界ではなく、ギブ&ギブの与え合う場がここにあると思いました。

まとめ

いかがでしたか? 少しは不安がなくなりましたか?

ブッダはこの瞑想を人々に広める際に「私の言うことを信じないで、自分で確かめてみてください」と言ったそうです。自分が体験し、理解しなければ、この瞑想の効果は得られません。インドの話をいくら聞いても、自分が実際にインドに行かなければわからないのと同じことです。

私自身は毎年1回、10日間コースに参加していますが、一番の目的は、歳と共に強く凝り固まった自我、怒りのコントロール。アンガーマネージメントです。

10日間コースを終えると、とっても良い子になるのですが、日常生活の中で日に日に毒され、1年もするとまた「怒り」と「私さん」でいっぱいになります。かなりトホホで恐縮ですが、そうしてまたコースに参加して、心の洗濯をしています。心の完全浄化は、あと10回生まれ変わっても無理そうですが、コースのおかげで短時間で深く自分の心と対峙することができ、いろいろなことがすごくポジティブに変わるのを実感しています。

コースに参加しなくても、やり方がわかれば、家で1人でできるのでは? と思うかもしれませんが、できないのよ、これが……。辛いし、飽きちゃうし、集中できないし、スマホ見ちゃうし、絶対無理なのです。周りに一緒に頑張る人がいるからこそ、こんな私でもなんとか頑張れるのです。家で1人でできる人は、1回だけ参加すれば、もうOKなはずですが、何度やっても、新鮮な驚きをもって参加できるのが、ヴィパッサナー瞑想合宿コースなのです。

とは言っても、世界中のコースが大人気ですぐに満席になります。さらに2020年はコロナ禍で、世界中のコースがいったん中止になりました。2022年5月現在、コースは再開されていますが、密にならないよう参加人数を減らしているので、競争率はかなり高そうです。

以上です。

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