朝晩1時間ずつの瞑想習慣

瞑想者のみなさん。毎朝毎晩1時間ずつの瞑想続けていますか?

ヴィパッサナー瞑想コースに参加して、毎日10時間も坐っていると、確実にインナーマッスルが鍛えられ、いつのまにか背骨が立ってきて、体幹からシャキーンと坐れるようになる。たぶん、誰でも自然にそうなると思うのです。

私は背骨がねじれているし、姿勢も悪いし、身体のあちこちがゆがんでいるけれど(心もね)、そんな私でも10日間コースに参加すると姿勢が良くなるのです。自分が体験するまでは、「毎日10時間? ムリ」と思ったけど、やってみれば、なんてことはない。馴染めなくて辛いのは最初の5日間くらいだけ。そこを突破すると、一生坐っていられる身体になるものです。「即身仏なんて、アタマおかしいんじゃない?」と思ってたけど、やる気はないけど、アリだな、と思うくらいになります。

でも、コース中はみんなの手前、見栄も手伝って頑張れるし(見栄っ張りな人ほど、コースに参加すると成功する)、これしかやることないからできるのね。しかし、日常生活を行いながらの瞑想となると、なかなか難儀。この朝晩の1時間ずつ、って中途半端なのが一番難しいのです。

コースから帰ってきても「毎日ひとりで10時間坐ってます!」って恵まれた環境の人なら維持できると思うけど、1ヶ月、2ヶ月と日が経てば経つほど、毎日2時間程度じゃ、インナーマッスルが徐々に徐々に、フニャフニャに戻ってしまうの。気持ち的には坐る気満々なんだけど、30分も坐るとフニャフニャしてくる。で、瞑想中のつもりが、いつの間にか横になって寝てたりする。いかん!

で、どうすればいいのか、私なりになんとか朝晩1時間ずつ坐るためにしている工夫があるのでご紹介します。

壁にもたれて座る

なーんだ。って拍子抜けかもしれないけど、壁にもたれて坐るとインナーマッスルが弱るからよろしくないし、初心者じゃない瞑想者のみなさんは、そんなことしないと思うけど、私のようにまだまだ修行が足らん未熟者は、もうフニャフニャに戻って寝ちゃうくらいなら、まだ壁にもたれる方がマシだと思って始めてみたら、これがなかなかよろしいのですよ。

最初からずっと壁にもたれるんじゃなくて、坐っててダラけてきたら(私の場合は開始から40分あたり)、壁にもたれ、腰・背中・後頭部をピタッと壁にくっつけて瞑想を続行する。緩みがシャキッとしてきたら、少し前傾して壁に預けていた身体の重さを自分の体幹に戻す。って感じで瞑想すると、頑張れるのです。もたれているのは3分くらいで十分リフレッシュできる。そして「壁にもたれてもいい」という気持ちの余裕があると、以外にもたれないでも平気になるのです。

不思議なもんですね。完璧主義な人ほど、効果があるように思います。

以上です。