雑感 contents

気づいたこと

嫌いな人はなぜ現れるのか

気の正体

ハチドリのひとしずく

耳で聞くってすごいかも

嫌いな人を消す方法

判断するということ

わがままと我慢

人は仲良くしなくてもいい

サティ(気づき)とは?

人はなぜ苦しみ、悩むのか

思考は手放すのではなく有効に使う

パスカルの「考える葦」とブッダのシンクロ

生死について

死んだらどうなるのか

生きるって何?

感情

怒りのコントロール

人はなぜ嫉妬するのか?

後悔していませんか?

物惜しみ・ケチ

感情はコントロールしなくていい

食について

ごはんは炊かずに茹でる

ヴィーガン・バターを食べてみました。

瞑想と食べ物の関係

夕食を食べない利点

肉食について

五戒

言葉の暴力

虫を殺さないで捕まえる方法

瞑想

瞑想とレム睡眠

朝晩1時間ずつの瞑想習慣

自然治癒力

春の養生

瞑想で自然治癒力アップ?

捻挫の治し方

四十肩・五十肩を治す

膀胱炎を治す

ちょっぴり社会貢献

ニュージーランドの瞑想センター救済

嫌いな人はなぜ現れるのか?

最近、私、嫌いな人が多いんです。

「あの人も気にくわない、この人も苦手……」
「理由はうまく説明できないけど、なんか嫌い」

そんなふうに感じる相手が、なぜかいつも必ずいる。
嫌いな人がひとりもいない、なんてことは、私の人生では一度もありません。

でも、これって私だけじゃないですよね?
どうして嫌いな人は、いつも現れるのか。
その理由を、少しまとめてみました。

1.「違い」を警戒する

人の脳は、「自分と違うもの」を本能的に警戒するようにできています。

異なる価値観や行動パターンを持つ人に対して、自然に警戒心や嫌悪感を抱く仕組みなのです。これは「自分たちの集団を守る」ために必要な生存本能です。

2.「投影」としての嫌悪

自分の中にある、認めたくない感情や弱さを他人に重ねて嫌うことがあります。
心理学ではこれを「投影」と呼びます。

たとえば、本当はやりたくない仕事をしているときに、サボっている人に強い怒りを感じたり。常に怒りを我慢している人が、他人の怒りに過剰に反応したりします。

3. 自我と他者の摩擦

私たちは無意識に「自分が正しい」と思いがちです。

そのため、自分と違う考え方や行動をする人に出会うと、自分の価値観が脅かされるように感じて、嫌悪感が生まれるのです。

4. ストレスのはけ口

日常のストレス(仕事・家庭・社会的不安など)が溜まっていると、それを無意識に他人にぶつけてしまうことがあります。

このとき、ちょっとした言動や態度が「許せない」「嫌い」という感情に増幅されやすくなります。

5. 人間関係の距離感

これは母娘の関係にもよく見られるもので、親しい間柄こそ気遣いが必要なのです。

人間関係は、近すぎても遠すぎても摩擦が起きやすくなります。
特に、距離の近い関係ほど、些細なズレや期待外れが「嫌い」に変わりやすい傾向があります。

これはたとえば、母と娘の関係など、親密な間柄でよく見られる現象です。
だからこそ、近しい人ほど、丁寧な距離感が求められます。

6. 嫌いな人がいないと落ち着かない

意識的であれ無意識的であれ、誰かを「嫌うこと」で、自分の立場や価値観を確認しようとする場合もいます。仲間はずれにしようとする心理がこれです。

これは一種の「自我の安定化作用」ともいえます。

心のバランス

嫌いな人が現れるのは、心のバランスが乱れているとき、心が偏っているときです。つまり「自我」が強く出ているときには、嫌いな人が増える傾向があります。

嫌いな人がいる」こと自体は自然なことです。
それをどう受け止め、どう向き合うかによって、私たちの内面の静けさや成長度は大きく変わってきます。

次回は「嫌いな人との向き合い方」について書いてみたいと思います。